漠然とした不安がいつもある、という方へ
プロアスリートを指導するメンタルトレーナーが伝える、感情との向き合い方コラム。
今回は漠然とした不安がいつもある、という方向けの記事となります。
漠然とした不安の正体、そしてどうやって改善していくかについて書いていますので当てはまるなという方はぜひ最後までご覧ください。
明日の仕事が不安、
人間関係が不安、
お金が大丈夫か不安、
家族との関係性が不安。
いつも何となく不安があって苦しんでいる人は、自ら不安の種を探してしまっていることがほとんど。
明日の仕事で怒られたらどうしよう、
今のままの職場で働いていて将来大丈夫なのかな、
収入は今のままで足りるのかな、
同僚にどう思われているのかな。
これらはいずれも何も起こっていないし、何も言われていないはず。
それなのに自ら不安を作り上げて、不安な気持ちになってそわそわしてしまう。
だから1つの不安がなくなっても、また新たな不安が生まれて、
いつまでもループして不安を抱えて生活しています。
このような人の特徴として、幼少期から理不尽なことで怒られたことが多い傾向があります。
だから恐怖や悲しみはいつやってくるかわからないものになってしまった。
それが、漠然とした不安の正体です。
自分は何も悪くなくても、親の機嫌や仕事の出来によって八つ当たりのように怒られたり、いつもと同じなのに不自然に褒められたり。
そうして自分にとって嫌な出来事は自分ではコントロールできないことによって起こると思っている。
だから現実の問題に対して不安になってしまっているのではなく、
「幼少期の経験」によってあなたは常に不安にさらされているのです。
まず自分の中にある漠然とした不安の正体に気づくこと。
それはきっと「今の自分」とは関係ないところにあるはずです。
幼少期の記憶の中で両親のどちらか(または両方)に理不尽に怒られたりしたことがなかったか、書き出してみてください。
そうすると、意外と書けないかもしれません。
自分にとって幼少期のつらい経験はなるべく記憶に残さないようにしているし、もし残っていても『それは関係なかった』と無意識に思おうとしているのです。
だから自分だけで考えてみると思い当ることがない、という人も多いのです。
自分では決して気づけないように心の奥底に抑圧していて今も苦しんでいるのです。
そんなときは専門家に頼ってみるのが一番良いかもしれません。
自分では自覚できない心の動きは専門の学びをした人に気付かせてもらうのが最も確実だからです。
ですがそれはまだ難しい、という場合には今の不安を書き出してみましょう。
書き出せたら、それらは「自分でコントロールできること」か「できないこと」かを考えてみます。
他人の感情や将来のことは自分ではコントロールできないことですよね。
コントロールできないことを不安に思うことは、
自分の精神をただすり減らすだけだと認識してみましょう。
また、自分の感情や行動でコントロールできることであれば、
今の自分でできることが何かを考え、実行してみましょう。
実際に行動を起こすことで何かしらの変化が生まれ、
不安よりも次にどうしようか、と未来に意識が向くようになります。
自分ではコントロールできないことは意識しないようにして、自分が変えられる現象にだけ集中してみる、というのが不安に対する一人でもできる改善方法の1つです。
それでもやっぱり難しいという人は専門家に相談することがおすすめです。
なぜならあなたの不安は、
あなたの心が作り出しているものだからです。
寄り添わないメンタルトレーニングでも、
幼少期に受けた経験に向き合い、
現在のあなたの悩みを根本から解決するお手伝いをしています。
ご興味ある方は、体験コースからぜひお申し込みください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事を書いた人
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株式会社syn
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